【助成金】アーツカウンシル東京「スタートアップ助成」とは
アーツカウンシル東京は、芸術文化の創造・発信を推進することで東京の魅力を高める多様な事業を展開することを目的として、様々な助成事業を行なっています。
本記事では、アーツカウンシル東京の助成事業の中で、若手や新進の芸術家・芸術団体が利用しやすい助成金である「スタートアップ助成」についてご紹介します。
アーツカウンシル東京「スタートアップ助成」とは
「スタートアップ助成」は、アーツカウンシル東京が2021年度に創設した助成事業です。東京の芸術シーンで活動を展開していこうとする新進の芸術家や芸術団体の新たな芸術創造活動に対して助成を行います。
東京都内または海外で実施される公演やアートプロジェクト、国際フェスティバルへの参加、国際コラボレーションを対象とし、「若い才能が今後の芸術活動への地歩を築くためのスタートアップを後押しすること」を目的としています。
過去の採択率を見ると20〜30%程度となっており、審査通貨は簡単ではないことがわかります。しかし、公表されている採択概況(採択結果に対する総括)を読んでみると、要件に合わない申請や企画が練られていない申請も多いようです。採択される可能性を高めるためには、具体的で実現性の高い計画を立てることが重要です。
誰が使えるの?
東京を拠点に芸術活動を行う個人または団体が対象となっています。
以下の要件に該当すれば申請が可能です
個人:申請する分野において、都内で自ら公開活動を初めて主催してから3年未満または都内で自ら主催した公開活動の実績が5回以内
団体:団体設立から3年未満(法人格の有無や種別は問いません)
3年以上キャリアのある俳優が、個人の企画として初めて演出に挑戦して公演を主催する場合「初めて主催してから3年未満」に該当しますので個人で申請が可能です。
演出家・脚本家として3年以上のキャリアがある方が団体を立ち上げた場合でも、団体設立から3年未満であれば団体として申請が可能です。
どんな活動に使えるの?
対象となる芸術分野は
音楽、演劇、舞踊、美術・映像、伝統芸能、複合(核となる分野を特定できない芸術活動)
となっており、幅広い分野で活用でき、複数の分野にまたがるような表現も対象です。
いくらもらえるの?
助成の上限額は、
個人:30万円
団体:100万円
(ただし、助成対象経費の範囲内)
となっています。
例えば
個人で対象となる経費が50万円なら30万円、対象となる経費が20万円なら20万円
団体で対象となる経費が150万円なら100万円、対象となる経費が75万円なら75万円
となります。
アーツカウンシル東京2024年度スタートアップ助成の募集について
2024年度は5月、9月、1月の3回の公募を予定しています。
2023年度は4回の公募でしたので公募回数が減っています。しかし各回の申請期間が2週間から3週間程度に延びて、事業実施期間が9ヶ月から12ヶ月に延びており、申請はしやすくなった印象です。
といっても公募期間が3週間というのは短いですから、申請を考えている方は早めに計画を立てる必要があります。
2024年度の公募期間と事業実施期間は以下の通りです。
第1回
公募期間:2024/5/2〜5/23
事業実施期間:2024/9/1~2025/8/31
第2回
公募期間:2024/9/5〜9/26(予定)
事業実施期間:2025/1/1~2025/12/31
第3回
公募期間:2025/1/6〜1/23(予定)
事業実施期間:2025/5/1~2026/4/30
行政書士とおやま事務所では、書類作成のプロとして文化芸術活動を行う団体・個人に向けたサポートを行っています。
アーツカウンシル東京の助成金申請のサポートも行っていますので、ご利用を検討されている方はお気軽にご相談ください。
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